古屋俊彦・佐藤実 「垂直線と連鎖線」
2026 10/9 金 – 26 月
10:00 - 19:00
開廊 金 土 日 月 | 予約制 火 水 | 休廊 木
企画・協力:藤本ゆかり
イベント:10月17日(土) 16:00〜 話と実演
入場 ¥2000 (1ドリンク付き) 予約不要

古屋俊彦 : 合成八次元連鎖文字文書

佐藤実 : 重力標準三次元直交指標 / Gravity-standard three dimension orthogonal indicator, 2026
垂直線と連鎖線 Vertical lines and Sequential lines
重力の方向へ真っ直ぐ延びる線は動いている。
それは唯一の基準線だが幾何学的な座標ではなく具体的な線である。
増殖の方向へひたすら延びる線は止っている。
それは唯一の蓄積物だが意味論的な領域ではなく具体的な線である。
垂直線は動いていて、連鎖線は止っているが、
どちらも具体的な線であり、そのため両者は重なり合う。
垂直線は連鎖線を縦に引き伸ばしていき、連鎖線は垂直線の幅を拡げていく。
この二つの線が様々な形で交差しながら各所に配置される。
古屋俊彦
遺跡などの調査を手がかりに、無時間的な線と文字の探究を続けてきた古屋俊彦。自然の現象と、そこから世界を読み解こうとする人の思考を探究してきた佐藤実。本展は、それぞれ異なる視点と方法から制作を続けてきた二人の作家が、「垂直」と「連鎖」という二つの線のあり方を手がかりに、その表現と思想を交差させる試みです。それぞれ固有の視点と探究を通して制作された二人の作品がobi galleryの各所に展開されることで、新たな関係性と視座が立ち現れることを期待しています。
古屋俊彦
1960年生まれ、千葉県在住。大学では哲学を専攻し、1987年に哲学研究科修士課程を修了しました。大学在学中から、前衛芸術の作品制作や公演活動を始めました。当時、現代芸術全般を研究し、架空の芸術家を主人公にした小説を執筆し、同人誌に掲載していました。大学院在学中からプログラミングを行い、システムエンジニアとして勤務していました。1993年、美術出版社主催の評論募集に入選し、美術評論家として『美術手帖』などで現代美術の評論を担当しました。同時に、美術作家としての作品発表も開始し、1993年より展覧会の企画も開始しました。以来、美術作家として作品を発表し続けています。1995年より大学でプログラミング等の授業を担当しています。2001年より文字の研究のために古代遺跡の調査と執筆活動を開始。研究のため、地中海周辺の遺跡を頻繁に訪れています。2003年より明治大学で芸術論、文字論、初期映画史、初期写真史、録音音楽史等の授業を担当しています。現在、文字と遺跡の研究に基づき、線刻と彩色の基本構造を軸に文化の二面性を探る書籍を執筆中です。同時に、同じ主題を扱った小説も執筆中です。
1987年 法政大学大学院哲学研究科修了 哲学修士
1993年 00-Collaboration-詩と美術-(佐賀町エキジビットスペース、東京)
1993年 第2回国際サウンド・カルチャー・フェスティバル「有鄰館の音響」展(有鄰館、群馬)
1994年 新宿少年アート(歌舞伎町、東京)
1994年 静かな時間 第1回桐生有鄰調査団展(有鄰館、群馬)
1994年 学校美術館構想 いずみわくプロジェクト展(和泉中学校、東京)
1995年 MinMプロジェクト(アートフォーラム谷中、東京)
1995年 物語の鍵 第1回東京調査団展(和敬塾本館、東京)
1995年 言葉の三つの様相-ニールトン・クラーク、古屋俊彦、劉旭光-(川口現代美術館、埼玉)三人展
1995年 緩やかな螺旋 第2回 桐生有隣調査団展(有隣館、群馬)
1997年 記号の重量 第2回 東京調査団展(和敬塾本館、東京)
1998年 連鎖構造を決定するギャンブルのルール(宮城県美術館、仙台)個展、公開制作
1999年 世紀の夜明け 千葉アートフラッシュ99展(千葉市民ギャラリー稲毛、千葉)
2001年 偶然の振れ幅(川崎市市民ミュージアム、神奈川)
2005年 筆跡と光跡(川崎市市民ミュージアム、神奈川)
2011年 非周期的結晶(20202、東京)個展
2018年 Obsession Conception Possession(CCAAアートプラザ、東京)
2018年 Obsession Conception Possession(京都精華大学ギャラリーフロール、京都)
佐藤実 (またはminoru sato -m/s、m/s、佐藤実 -m/s)
1963年生まれ、鎌倉市在住。自然記述と芸術表現の関係に関心を持ち、さまざまな自然現象と多様な概念に基づく展示作品及び実演作品を制作。学際的な領域にて活動する芸術家。1991年シドニーで開催されたサウンドアート最初期の国際展SoundCultureへの参加をはじめ、主に欧米や国内にてインスタレーションやライブ・パフォーマンスを発表しています。またソロやASUNA等と共に音に主軸をおいた活動も展開。1994年-2006年アーティスト活動のためのレーベルWrKを設立、運営していました。芸術家としての活動と並行して学芸及び研究活動に従事し、1991-2013年まで公立美術館の学芸員として展覧会やパフォーマンス、上映、トークイベントの企画などを行なってきました。現在はアメリカの作曲家アルヴィン・ルシエの作品研究や実験音楽に関する講演会を行うと共に、コミュニティFM「渋谷のラジオ」にて写真家の平間至と共に音楽番組のパーソナリティ、芸術にまつわるさまざまな話題をポッドキャストをはじめオンラインや講演会にて提供する「アートラジオ 藝術の話」の管理人を務めています。
ウェブサイト https://www.ms-wrk.com
Youtube https://www.youtube.com/@woowhaz/videos
アートラジオ 藝術の話 https://www.art-radio.online
近年の主な活動
2026 個展 “linear manifold (1993-2026)”, タタ bookshop/gallery, 東京
2025 個展 “Two Tonalities on Thought and Spontaneity 思想と偶発、ふたつの調性”, obi gallery, 藤沢市
2025 講演 “音の状況を発見するためにその3:差音と結合音あるいはヘテロダイン効果”, WINDS CAFE, 東京
2024 展覧会 “ENEGRY FIELD : VIBRATIONS OF THE PACIFIC”, カリフォルニア州オレンジ群グッケンハイムギャラリー
2024 個展 “Oxygen and Iron, and Color for Planet”+”SunDance for SunDown”, obi gallery, 藤沢市
2023 個展 “Lost and Hidden Triangles”, obi gallery, 藤沢市
2022 展示+パフォーマンス “fulcrum art fes”, カリフォルニア州ウィルソン山天文台
2021 国際プロジェクト “I AM SITTING IN A ROOM: ALVIN LUCIER’S 90TH BIRTHDAY CELEBRATION”
2020 国際プロジェクト “freq_wave”
2020 展覧会 “Audiosphe”, ソフィア王妃芸術センター, スペイン
2019 展覧会 “Structure and Sound 音による構造の知覚”, 京都精華大学ギャラリーフロール, 京都
2018 展覧会 “Obsession Conception Possession”, 京都精華大学ギャラリーフロール, 京都
2017 個展 “Land of Corrosion”, art & space Cocokara, 東京
2016 パフォーマンス “Live Arts Week 2016”, ボローニャ近代美術館
